「ディズニーかUSJか」——日本を代表する2大テーマパークの対決は、今や世界規模の争いになっています。2024年の最新データは、驚くべき順位を示しました。
入場者数:USJがディズニーを上回る
テーマエンターテインメント協会(TEA)が発表した2024年の世界テーマパーク入場者数ランキングで、衝撃的な結果が明らかになりました。
- 世界3位:USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン) ——約1,600万人
- 世界4位:東京ディズニーランド ——約1,510万人
USJが東京ディズニーランドを約90万人上回り、3年連続で世界3位を維持。日本国内の入場者数ではUSJが首位に立っています。
なぜUSJが逆転できたのか
かつては「ディズニー一強」と言われた日本のテーマパーク市場。USJの逆転劇を支えた主な要因は3つです。
①ハリー・ポッターエリアの成功:2014年のオープン以来、世界中からのインバウンド客を強力に引き込みました。
②価格戦略の柔軟性:ダイナミックプライシング(変動価格制)をディズニーより先に導入。繁忙期と閑散期の需要を効率的にコントロールし、収益を最大化しました。
③インバウンド需要の取り込み:2023年のコロナ5類移行後、訪日外国人客の増加をUSJは積極的に取り込みました。
売上高:ディズニーが「一人当たり単価」で優位
入場者数ではUSJが上回るものの、売上・収益面では異なる状況が見えてきます。東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの2024年3月期業績は売上高5,138億円(前年比30%増)、営業利益1,395億円(前年比49%増)と過去最高を記録しました。
この差は「一人当たり消費額」にあります。ディズニーリゾートは物販・飲食・ホテルを含む「リゾート全体」の収益構造を持っており、パーク単体の入場者数だけでは測れない収益力があります。
チケット価格は「横並び」の値上げ時代へ
2024〜2025年にかけて、両施設ともチケット価格が1万円超えの水準に突入しました。
- 東京ディズニーリゾート:最高価格1万円超(平均9,233円)
- USJ:最高価格1万900円(2025年設定)
「値上げしても来る」——それだけの体験価値を両施設が持っているということでもあります。
結論:入場者数はUSJ、収益力はディズニー
データが示す答えは「どちらが売れているか、何で測るかによる」というものです。入場者数という指標ではUSJが日本一・世界3位。一方、売上・利益という指標ではオリエンタルランド(ディズニー)が過去最高益を更新し続けています。
2025年は大阪・関西万博の効果でUSJへの追い風が続く見込み。一方のディズニーも新エリア開発を進めており、2大パークの競争はまだまだ続きそうです。
参考:テーマエンターテインメント協会(TEA)2024年世界テーマパークランキング / 日本経済新聞「USJの来園客数、3年連続で世界3位」(2025) / オリエンタルランド2024年3月期決算
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