VMware Fusionの個人利用が無料提供になったのでKaliLinuxを導入

VMware Fusionの個人利用が無料提供になったのでKaliLinuxを導入
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こんにちは、みるちゃ(@milcha_on)です!!

VMwareの料金が値上がりして、別の仮想化ソフトウェアにお引越しした人も多いかと思います。それとは反対に個人利用が無料で提供されるようになったみたいなので利用してみました。

WindowsやMacは今まで触ってきたので次はLinuxだなぁ〜と思い、Debian派生のディストリビューションであるKali Linxを入れることにしました。

Kali Linuxに決めた理由は、セキュリティの学習と現在個人開発しているアプリケーションのベネストレーションテストをしたいという考えからKali Linuxを選びました。

ベネストレーションテストとは、システムの脆弱性を突いて内部に侵入するテストのことです。このテストを実施することで脆弱性を発見し、セキュリティ対策をすることができるようになります。

Kali Linuxにはハッキングに必要なツールが標準で入っているようで、セキュリティの学習をするには最適なディストリビューションです。

仮想マシンにLinuxを導入するだけであれば、簡単に出来たのでやり方を解説していきたいと思います。

目次

Kali Linuxのイメージをダウンロード

先にKali Linuxのイメージファイルをダウンロードします。

Kali Linuxのインストール

「Installer Images」をクリックします。

Kali Linuxのインストーラ

自分のPCはM1チップなので「Apple Sillicon(ARM64)」のInstallerからイメージフォルダをダウンロードします。

Kali Linuxのsumチェック

イメージファイルをダウンロード出来たら、「sum」を押下します。

Kali Linuxのサムチェックの値

すると、SHA256のチェックサムが表示されます。

チェックサムとは、データの信頼性を検査するために算出した値のことでデータが変わっていないかをチェックすることができます。

次にダウンロードしたイメージファイルが正しくダウンロードされたかをチェックします。ターミナルで以下のコマンドを打ち込んでください。

256以降はダウンロードしたファイル名を入力します。

$ shasum -a 256 kali-linux-2024.2-installer-arm64.iso

すると、チェックサムの値が表示されるので先ほど表示した値とターミナルで表示された値が一致していることを確認してください。

これでKali Linuxのイメージファイルのダウンロードは完了しました。

VMware Fusionのインストール

次にVMware Fusionのダウンロードをします。

VMware Fusion Pro Downloadに遷移する

「VMware Fusion Pro Download」を押下します。

BROADCOMにログイン

BROADCOMのサイトに遷移するのでアカウントを作成・ログインします。

BROADCOMからVMware Fusionのバージョンを選択

「VMware Fusion 13 Pro for Personal Use」から最新バージョンを押下します。

BROADCOMからVMware Fusionの詳細からFusionをダウンロード

詳細ページが表示されるのでダウンロードします。

先ほどと同じように、SHA256のサムチェックを行います。

ターミナルで、VMwareのdmpファイルがあるフォルダに移動し、以下のコマンドを打ちます。256以降はファイル名になります。

shasum -a 256 VMware-Fusion-13.5.2-23775688_universal.dmg

実行後に出た値とダウンロードページに表示されている値が一致しているかを確認します。

一致していればダウンロード完了です。

仮想マシンでKali Linuxを起動する

仮想マシンを管理するため、任意の場所に「仮想マシン」というフォルダを作成しました。この中に仮想環境を格納していきます。

VMware Fusionを立ち上げて新規を押下

「+」アイコンから「新規」を押下します。

VMware Fusionでインストール方法を選択

「ディスクまたはイメージからインストール」を選択し「続ける」を押下。

VMware Fusionからディスクの選択をする

ダウンロードしたKali Linuxのイメージを選択し、「続ける」を押下。

VMware FusionでOSの選択

OSを選択します。LinuxからDebianのディストリビューションを選択し、「続ける」を押下します。

VMware Fusion「終了」を押下

「終了」を押下。

VMware Fusionで仮想マシンの保存先を選択

作成した「仮想マシン」フォルダにOSを保存します。これでKali Linuxを仮想マシンで立ち上げることに成功しました。

Kali Linuxのセットアップ

次にKali Linuxのセットアップをしていきます。

Kali LinuxのセットアップでGraphical Installを選択

すると仮想マシンが立ち上がりKali Linuxのセットアップ画面になるので、「Graphical Install」を選択。

Kali Linuxのセットアップで日本語を選択
Kali Linuxのセットアップで場所を日本に選択
Kali Linuxのセットアップでキーボードを日本語に選択

言語と場所、キーボードの選択を「日本語」にします。

Kali Linuxのセットアップでホスト名を入力

次にネットワーク設定でホスト名を選択します。ネットワークで識別するための名前を決めます。

Kali Linuxのセットアップでドメイン名を入力

次にホスト名の後ろにつけるドメインを決めます。これも好きな名前で大丈夫なようです。

Kali Linuxのセットアップでユーザの名前を入力

ユーザアカウントの名前を決めます。

Kali Linuxのセットアップでホユーザ名を入力

ユーザ名を入力します。セットアップ完了後にKali Linuxのログインで利用するので覚えておいてください。

Kali Linuxのセットアップでホパスワードを入力

次にパスワードを入力。

Kali Linuxのセットアップでディスクのパーティショニングを行います。
「ガイド-ディスク全体を使う」を選択

ディスクのパーティショニングを行います。「ガイド-ディスク全体を使う」を選択します。暗号化LVMは物理ディスクの暗号化を行うようですが、今回は使用しません。

Kali Linuxのセットアップでディスクのパーティショニングを行うディスクを選択

パーティショニングするディスクを選択して、「続ける」を押下。

Kali Linuxのセットアップでディスクのパーティショニングで「すべてのファイルを1つのパーティションに(初心者ユーザには推奨)」を選択

パーティショニングで保存領域の指定ができるようですが、特に拘る必要がないので「すべてのファイルを1つのパーティションに(初心者ユーザには推奨)」を選択して「続ける」を押下。

パーティショニングの終了とディスクの書き込みを選択

「パーティショニングの変更とディスクへの変更の書き込み」を選択して「続ける」を押下します。

パーティショニングのディスクに変更を書き込みますか?にはいを選択

「はい」を選択して「続ける」を押下。

ソフトウェアの選択はデフォルトのまま進む

Kali Linuxの標準ツールのインストールをするかどうかを選択できるようです。デフォルトのまま「続ける」を押下。

インストールに大体15分くらいかかりました。

インストール完了画面

インストールを完了したら「続ける」を押下して、再起動します。

ユーザ名とパスワードを入力

Kali Linuxが開いたので、先ほど決めたユーザ名とパスワードを入力してログインします。自分は設定したユーザ名とパスワードを忘れて作り直しました。

VMware FusionでKali Linuxの立ち上げに成功

仮想マシンでKali Linuxの立ち上げに成功!

個人開発しているアプリケーションができたら、これを使ってベネストレーションテストしていこうと思います。

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