トヨタが展開するKINTO(キント)はお得か??購入するのとどちらが安い??

KINTOと普通に購入するのはどちらがお得??
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こんにちは、みるちゃ(@milcha_on)です!!

大学生までは、親の車を借りてドライブを満喫していましたが、就職と同時に保険を解約し、もう半年以上車に乗っていません。

実家を出て移動手段も電車がメインになりましたが、やっぱり車って楽だし便利だったなぁ〜と感じています。お金に余裕があれば購入したいくらいです。

最近では、自動車離れが進み、タイムズのように手軽に乗れたりサブスク型にしたりと、いろいろな方法で自動車を使ってもらおうとしていますね。

それでも、都会育ちの友人などは免許を持っておらず、自動車の必要性も特に感じていませんでした。「別に、電車でよくね?」という感じで、「都会の人の体力すげーなぁー」と感心していました。

僕からすると、電車移動は疲れるし、荷物を運ぶのも大変だし、できることなら電車なんか乗りたくないです。今すぐにでも車が欲しいです。

ですが、車を購入するほどのお金もないですし、高すぎて購入しようとも思いません。いくらあれば車を購入するかと言われたら、今からニートになっても働かずに生活ができるくらいになったらですかね。

最近流行っているKINTOが気になったので調べてみました。普通に購入するのと何が違うのか。どっちがお得なのか。KINTOがお得なのであれば、金銭面に余裕ができたら使ってみようとも思います。

結論からお伝えすると、

長期的に乗る場合は購入した方がお得!!だけど、出費を安定的に抑えたいならKINTOが良い!!というのが結論になります。

目次

KINTO(キント)とは

KINTO(キント)はトヨタが展開するサブスクリプション型のサービスのことです。複雑な手続きがなく、税金・保険・メンテナンスがコミコミで毎月定額な料金を支払うだけで車に乗れる便利なサービスです。

車離れが進む原因の1つに車体代・維持費が高いというのが原因の1つでもあります。車も今流行りのサブスクでお得に乗ることができるため、便利な世の中になってきたのではないでしょうか。

タイムズカーシェアなども「乗りたい時に乗る」ことができるサービスですが、あくまでも借りているだけであって、自分の車になることはありません。

KINTOでは、毎月一定額支払うものの、その間はマイカーとして車を所有することができます。レンタル代を払うというよりは、ローンを定額で返済していくイメージが強いため、マイカーとして所有することができます。

KINTOのすごいところは、毎月定額を支払うだけで新車に乗れることです。

みるちゃ

車が欲しい人はいるのに、高いから買えないって人が多いはず。

KINTOの料金

KINTOでは分かりやすく、2つのプランから選べるようになっています。プランもややこしいことはなく、どのくらい払う必要があるのか一目で分かるので、ライフプランも立てやすいです。

初期費用フリープラン

初期費用フリープランでは名前の通り、

初期費用がかかりません。

さらに、利用期間を決めることができます。

他には、利用期間中の車の乗り換えができて、初めて車を所有するのに最適なプランになっています。

車種にもよりますが、契約期間が、

3年・5年・7年

の中から決めることができます。

KINTOでは、毎月一定の料金を払うことになりますが、初期費用フリープランでは、ボーナス併用払いも利用することができます。

乗り換え時には、「のりかえGO」という特典が使えます。これは、一定の手数料を支払うことで次の車に乗り換えることができます。

例えば、5年契約をして、4年目で違う車に乗り換えたいとなった場合、「のりかえGO」を利用することができます。

4年目から新しい車を3年で契約することで、新しい車に3年間乗り続けるといったことが可能になります。

契約満了時には、

・新しい車へ乗り換える
・車を返却する

上記の2つから選択することができます。

対象車種は、トヨタ車、レクサス車、 モリゾウセレクションが対象車種になります。

契約期間が長ければ長いほど、割引率もUPします。割引率は車種によっても異なりますが、最安プランでヤリスクロスに乗る場合、基本月額料金が4.5万円です。

5年契約の場合は約7%OFFになり、4.1万円が月額料金になります。7年契約の場合、12%OFFの3.9万円で車に乗り続けることができます。

初期費用フリープランのデメリットとしては、中途解約金がかかることです。

中途解約金は6ヶ月ごとの残利用料と追加精算金を合わせた額が中途解約金として請求されます。

ヤリスクロスに最安で5年間乗る場合の総額は、246万円となりました。

項目内容
初期費用
契約期間3年・5年・7年
ボーナス払い5.5万円/11万円/16.5万円
中途解約金額規定の中途解約金が掛かる
乗り換え時の特典のりかえGO
契約満了時の選択新しい車に乗り換え
車の返却
対象車種トヨタ車/レクサス車/モリゾウセレクション
こんな人におすすめ
  • 先払いより、後払いがいい人
  • 面倒な手続きをしたくない人
  • 車の乗り換えをしたい人

解約金フリープラン

解約金フリープランでは、申込金として

月額5ヶ月分相当の初期費用がかかります。

いきなり、高額な負担がかかるのがデメリットにもなりますね。

ただ、クレジットカード払いにも対応しているので、カード会社側で分割をすることも可能です。

みるちゃ

ローンはあまりおすすめしないけど。。。

契約期間が3年のみで、契約期間満了後には再契約も可能です。

初期費用フリープランとは逆にボーナス併用払いができません。

初期費用フリープランでは、初期費用が0円なのに対して、解約金フリープランでは、

解約金がかかりません。

後になって請求されるよりは、解約金フリープランの方が気持ち的にも楽な部分がありますね。

最安プランでヤリスクロスに乗る場合、解約金フリープランでは3年で契約終了するため、続けて乗る場合は再契約になります。

初期費用として、申込金が22.3万円かかります。さらに2年再契約した場合、初期費用が11.9万円かかります。

月額料金は、最初の3年間は4万円。再契約後の2年間は15%OFFの3.4万円になります。

さらに2年再々契約する場合は、30%OFFの2.8万円で乗ることができます。

さらに解約金フリープランの良いところは、契約前に車を所有していた場合、その車を売却して、申込金に充てることができます。

初期費用を抑えて、新しい車に乗ることができるので家系の負担を減らすことができます。ヤリスクロスで、最安で5年間乗り続ける場合の総額は、259.8万円です。

項目内容
初期費用月額5ヶ月分(クレカ払いOK)
契約期間3年(契約満了後、再契約OK)
ボーナス払い
中途解約金額
乗り換え時の特典
契約満了時の選択乗っていた車で再契
新しい車に乗り換え
車の返
対象車種トヨタ車(順次拡大予定)
こんな人におすすめ
  • 後になってお金がかかるのが嫌な人
  • 短期間のみ契約したい人
  • 契約前に車を所有している人

初期費用フリープランと解約金フリープランではどっちがお得?

金額的に比べると、初期費用フリープランの方が少しお得です。以下の表は、初期費用フリープランと解約金フリープランを比較したものになります

項目初期費用フリープラン解約金フリープラン
支払い総額1,603,800円/3年1,648,350円/3年
メリット初期費用が掛からない
契約期間が選べる
解約金が掛からない
月額利用料は安め
デメリット途中解約金が掛かる
月額利用料が高め
3年ごとに再契約する必要がある
まとまったお金が必要

基本的には初期費用フリープランの方がお得になります。途中解約される方がKINTO側にとってはデメリットになってしまうんですね。

初期費用フリープランの場合、契約期間内に契約を辞めたいとなった場合は0円で辞めれない点に注意しておきたいところですね。スマホでいう「○年縛り」と同じ感じになります。

KINTOでは税金・自動車保険・メンテナンス費用は全て込み

KINTOでは、初期費用フリープランと解約金フリープランの2種類から選べることが分かりました。これはあくまでも、契約金や車体代の料金なんじゃないの?と思う方も多いと思います。

これだと、販売店で車を購入するより少し安いのかな?という感覚でしかない気がします。しかし、KINTOのすごいところは自動車税や自動車保険、メンテナンス費用までコミコミなのが魅力です。

仮に、自動車税や自動車保険、メンテナンス費用・消耗品費・車検代・故障修理・代車費用などを自分で払うといくらになるのか計算してみました。

今回は、先ほども例に挙げているヤリスクロスで3年契約する場合で計算してみたいと思います(2022年9月30日時点)。条件としては、契約者が23歳だと仮定します(僕が23歳だから)。

項目(1年間)費用
車体代(初期費用含む)220万円
自動車保険36,000円/年
自動車税35,000円/年
車検代(自動車重量税・自賠責含む)35,000円/年
消耗品・メンテナンス費用43,000円/年
ガソリン代144,000円/年
駐車場代360,000円/年
合計653,000円/年
(55,000円/月)

正直、普段どのくらい走るか、しっかり自分でメンテナンスしているかによっても変わってきてしまうので何とも言えない部分がありますが、基本的にはこのくらいかかってしまうことを想定しておいた方がいいですね。

消耗品以外に「マフラーが壊れた」、「タイヤがパンクした」、「クーラント部分の故障」などいろいろ故障してしまうことも考えられます。

その場合、上記で計算した料金より、もっと高くなってしまうことも考えておかなければなりません。それに加えて、ガソリン代や、駐車場がない場合は借りなくてはならないので、駐車場代が掛かってきます。

みるちゃ

考えるだけで恐ろしい金額だね。

特にガソリン価格も高騰していて、年間10万円以上はかかってくると思います。駐車場を借りる場合は、都内だと月々平均
3万円は掛かるそうです。

年間だけでも36万円は掛かってしまいます。車に人生捧げるレベルだなぁ〜と感じてしまいました。やっぱり若者の車離れが進むのも納得です。

購入して7年間所有した場合の総額と維持費

ヤリスクロスを普通に購入した場合は、販売店などにもよりますが車体代が約200万円ほどするようです。相場的には、初期費用を含めた220万円ほどが総支払額になります。

項目(7年間)費用
車体代(初期費用含む)220万円
自動車保険26万円
自動車税22万円
車検代(自動車重量税・自賠責含む)19万円
消耗品・メンテナンス費用30万円
ガソリン代100万円
駐車場代252万円
合計669万円

故障なども考えると、もっと高くなる可能性はありますね。長く乗れば乗るほど、メンテナンスする箇所も増えるので仕方がない部分はあります。

総額は新車購入の方が安い

急な出費や事故・故障によりKINTOより高くなる可能性があります。

KINTOを7年間利用した場合の総額と維持費

KINTOで初期費用フリープランでヤリスクロスを3年契約した場合、月々44,550円という結果になりました。総支払額は160.3万円です。

新車購入と比べると約60万円ほど、お得に購入することができます。

項目(7年間)費用
車体代(月々の総額)331万円
自動車保険
自動車税
車検代(自動車重量税・自賠責含む)
消耗品・メンテナンス費用
ガソリン代100万円
駐車場代252万円
合計683万円

長く乗れば乗るほど、新車購入とKINTOの差はなくなるどころかKINTOの方が14万円も高くなってしまうことが分かりました。

さらに新車購入であれば車を売ることもできるため、その分KINTOとの差は開いてしまいますね。金額的な面で言うとKINTOは高いということが分かりました。

ですが、急な出費が出てしまうのは新車購入であり、KINTOは毎月定額払えば、それ以外の出費はかかりません。新車購入は安く、KINTOは安定といったところでしょうか。

それに、新車購入の場合、事故を起こしたり、消耗品以外のメンテナンスをしなくてはいけない場合、KINTOよりも高くなってしまいます。

少しギャンブル要素がある気がしますが、KINTOは安定しているのでお得だと思っています。

急な出費や事故・故障があっても定額料金しか掛からないため、安定的。

金銭面ではKINTOの方が10万円ほど高くなる。

KINTO利用中に事故が起きた場合はどうなる

気になるのが、KINTOで契約中の車に傷をつけたり事故が起きてしまった場合は、どうなってしまうのか気になる部分だと思います。

KINTOでは、保険もコミコミの価格になっているので、全損になるような事故でも追加で料金が発生するようなこともありません。

初期費用フリープランで契約期間内に全損になった場合、途中解約になってしまいますが、その際の解約金は掛かりません。

ただ、注意点としては自損事故や車両を修理する場合です。この場合、5万円は自己負担(免責金額)になります。5万円を超えた分は保険を利用することになります。

KINTOで加入の保険には免責金額が設定されているため、5万円は自己負担になる。

納車は早い?遅い?

KINTOで契約した車が納車されるまでの期間は1.5〜2ヶ月程だそうです。新型コロナウイルスの影響で最大+1ヶ月は掛かるようなので、最大でも3ヶ月以内には納車するということになります。

人気車種であれば、納車までに1年以上掛かることも珍しくありません。それがKINTOで契約すると通常2ヶ月以内には納車されるようです。

KINTOはトヨタ販売店よりも優遇されているらしく、トヨタ側で販売停止されているような車種でもKINTOでは契約可能で納車も最大2ヶ月と短いです。

KINTOは、豊田社長が最も期待・力を入れているビジネスモデルのためトヨタ販売店での販売よりも優遇されています。販売店からは不満の声があるほど、「販売店では売る車がないのに、KINTOにはある」という状況のようです。

まとめ:KINTOは総額は高くても、安定していて不安がない

KINTOと新車購入比較

新車購入の方が、若干金額は抑えられることが分かりました。ただ、これは事故や故障などのトラブルがなく車を所有した場合の話になります。

反対に、KINTOの場合は保険や税金・メンテナンス費用もコミコミのため、毎月定額払っていればそれ以外に費用が発生することがないのでかなり安定的で家計に優しいです。

安定しているので、車を所有しながらも将来のライフプランも立てやすくなります。何もかも全てKINTOが対応してくれるので、無駄な時間が取られないのもポイントです。

新車購入とKINTOを比べて分かる通り、どちらもほとんど総額は変わらない。若しくは、新車購入の方が若干安いことが分かりました。

なので、「新車を購入すると高いからKINTOを利用しよう!!」という考え方は間違いということになります。「山あり谷ありな出費」を選ぶか、「あまり変動がない出費」を選ぶかの違いになってくると感じました。

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